第7章 うまくいかないとき はじめて

1層目がはがれる・すき間ができる

失敗のいちばん多い原因は1層目です。ノズルとプレートのすき間を模型で比べ、直す順番を確かめます。

模型で試す

すき間で、1層目はこう変わる

ノズルがプレートから遠すぎても、近すぎても、1層目はうまくいきません。3つの状態を比べてみましょう。

動かしてわかる1 / 4

1層目のすき間を比べる

体験用の模型です。実際のプリンターは動きません。

遠い:丸い線のあいだに、すき間がある。

ノズルとプレート遠い
1層目の見た目丸い線とすき間
ノズルが遠い

線がプレートに押しつけられず、丸いまま並びます。線のあいだにすき間ができ、はがれやすくなります。

静止図でも流れを確認できます。

全手順と説明を読む
  1. ノズルが遠い

    線がプレートに押しつけられず、丸いまま並びます。線のあいだにすき間ができ、はがれやすくなります。

    • ノズルとプレート:遠い
    • 1層目の見た目:丸い線とすき間
  2. ノズルが近すぎる

    線がつぶれて平たくなり、筋が盛り上がります。近すぎると材料が出にくくなることもあります。

    • ノズルとプレート:近すぎる
    • 1層目の見た目:つぶれて筋が立つ
  3. ちょうどよい

    表面が平らで、線のあいだのすき間も、盛り上がった筋もない状態です。

    • ノズルとプレート:ちょうどよい
    • 1層目の見た目:平らでそろう
  4. 直す順番

    まずプレートを洗い、スライサーのプレートの種類を合わせ、自動調整をオンにします。手で高さを下げるのは最後です。

    • ノズルとプレート:洗う→種類→自動調整
    • 1層目の見た目:手で下げるのは最後

洗う、プレートの種類を合わせる、自動調整。手でノズルの高さを変えるのは、この3つを試してからです。

糸を引く、反る、詰まるときはほかの症状の直し方へ。

直す順番を、もう少し読む

1. プレートを洗う

手の脂やほこりが付くと、線がくっつきません。Bambu Labは、お湯と中性洗剤で洗い、素手で触らないよう案内しています。

Prusaは、IPAで拭くか、食器用洗剤と水で洗う方法を案内しています。プレートの種類に合った方法を説明書で確かめます。

2. プレートの種類を合わせる

スライサーで選ぶプレートの種類が本体と違うと、温度やノズルの高さが合いません。Bambu Labでは、テクスチャのPEIを選ぶとノズルが0.04mm下がります。

付け替えたら、スライサーの設定も一緒に変えます。

3. 自動調整をオンにする

印刷を始めるときの、プレートの傾きを測る調整をオンにします。毎回でなくても、プレートを替えたときや失敗が続くときは使います。

4. のりを使う

Bambu Labは、なめらかなPEIプレートにPLA以外を載せるとき、専用ののりを推奨しています。

手で高さを下げるのは最後

くっつかないからといって、ノズルを下げすぎるのは逆効果です。Prusaも、密着不足を高さの調整で補わないよう案内しています。

近すぎると、ノズルの口がふさがって材料が出にくくなることがあります。

公式資料と確認日

確認日:2026年11月4日。

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