第5章 スライス はじめて

スライサーで、層と中身を決める

層の厚さ、中の詰まり、サポート。スライサーで最初に触る3つの設定を、模型で比べます。

模型で試す

設定を変えると、何が変わる?

スライサーは、形のデータを層に切り分け、プリンターが動ける指示に変えるソフトです。張り出しのある形で、3つの設定を試してみましょう。

動かしてわかる1 / 6

スライサーの設定で、何が変わる?

体験用の模型です。実際のプリンターは動きません。

張り出しのある形を、まだ切っていない。

層の厚さ未設定
中の詰まり未設定
サポートなし
形を読み込む

右側が張り出した形を読み込みました。このままではプリンターは動けません。

静止図でも流れを確認できます。

全手順と説明を読む
  1. 形を読み込む

    右側が張り出した形を読み込みました。このままではプリンターは動けません。

    • 層の厚さ:未設定
    • 中の詰まり:未設定
    • サポート:なし
  2. 0.2mmで輪切りにする

    スライサーが形を0.2mmの層に分けます。多くの標準設定がこの厚さです。

    • 層の厚さ:0.2mm
    • 中の詰まり:未設定
    • サポート:なし
  3. 0.1mmにしてみる

    層を半分の厚さにすると、層の数は倍になります。表面は細かく、時間は長くなります。

    • 層の厚さ:0.1mm
    • 中の詰まり:未設定
    • サポート:なし
  4. 中を15%で埋める

    中身は格子状に一部だけ埋めます。飾りや小物なら10〜20%で足りることが多いです。

    • 層の厚さ:0.2mm
    • 中の詰まり:15%
    • サポート:なし
  5. 100%にすると

    中まで全部埋めると重く丈夫になりますが、材料と時間が大きく増えます。

    • 層の厚さ:0.2mm
    • 中の詰まり:100%
    • サポート:なし
  6. 張り出しにサポートを付ける

    宙に浮く部分の下に、あとで外す支えを足します。自動で付ける設定がよく使われます。

    • 層の厚さ:0.2mm
    • 中の詰まり:15%
    • サポート:張り出しの下だけ

最初は、材料と機種に合ったおすすめの設定から始めます。変えるのは、この3つで十分です。

次は材料の章へ。設定の温度は、材料ごとに決まっています。

3つの設定と、プレビューの見方

層の厚さ

0.2mmが標準としてよく使われます。0.1mmのように薄くすると表面はなめらかになり、時間は長くなります。

急いで試作したいときは厚く、見た目を整えたいときは薄く、と使い分けます。

中の詰まり(インフィル)

中身をどれだけ埋めるかの割合です。10〜20%でたいていの物は足ります。

力のかかる部品は割合を上げます。上げるほど材料と時間が増えるので、必要なところだけにします。

サポート

宙に浮く部分の下に、あとで外す支えを付けます。最初は自動で付ける設定にして、木の枝のように伸びる「ツリー」型を選ぶ方法もあります。

置く向きを変えると、サポートが要らなくなることもあります。平らな面を下にできないか、先に試してみます。

送る前に、プレビューを見る

スライスすると、予想時間と使う材料の量が表示されます。層ごとの様子も見られるので、宙に浮いた部分がないか確かめます。

温度はフィラメントのおすすめ設定を使い、最初は手で変えないようにします。

スライサーの選び方

まずは機種のメーカーのソフト

多くのメーカーが、自社の機種向けのスライサーを無料で出しています。Bambu Lab機ならBambu Studioで、日本語の画面にも対応しています。

OrcaSlicer、PrusaSlicer、UltiMaker Curaも無料です。複数のメーカーの機種に対応しています。

公式資料と確認日

確認日:2026年11月4日。

もっと詳しく

ソフトごとの違いは、デジモノートで比べています。

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