第1章 はじめに はじめて
3Dプリンターは、1層ずつ積んで形にする
ノズルが薄い層を描き、少し上がって次の層を重ねます。この動きを模型で確かめてから、ほかの章へ進みます。
模型で試すどうやって形ができるの?
家庭用でいちばん多いのは、溶かした材料を細い線にして積む方式です。下のボタンで、1層ずつ積む様子を見てみましょう。
ノズルが1層ずつ積む
体験用の模型です。実際のプリンターは動きません。
空のプレートと、温まるノズル。
空のプレートを用意し、ノズルとプレートを温めます。まだ何も積んでいません。
静止図でも流れを確認できます。
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準備する
空のプレートを用意し、ノズルとプレートを温めます。まだ何も積んでいません。
- 積んだ層:0層
- いまの動き:ノズルを温める
1層目を引く
溶けた材料を細い線にして、プレートの上に1層目を描きます。ここが土台です。
- 積んだ層:1層
- いまの動き:左右に動いて線を引く
2層目を重ねる
1層ぶん上がって、前の層の上に次の層を描きます。くっついて一つの形になります。
- 積んだ層:2層
- いまの動き:1層ぶん上がって重ねる
くり返して高くする
同じ動きを何度もくり返します。高さ20mmを0.2mmずつ積むと、100層になります。
- 積んだ層:たくさんの層
- いまの動き:上がる・描くをくり返す
完成して冷ます
最後の層を描くと、ノズルが離れます。冷めて固まってから、プレートから外します。
- 積んだ層:完成
- いまの動き:離れて冷ます
描く、少し上がる、また描く。3Dプリンターの動きは、このくり返しです。
次は2つの方式の違いへ。どちらを使うかで、置き場所や片付けが変わります。
層・ノズル・プレートについて、もう少し読む
形のデータを、うすい層に分けてから動く
プリンターは立体の形をそのまま理解しているわけではありません。先にパソコンのソフトが、形をうすい層に切り分けます。
この切り分けを「スライス」と呼びます。くわしくはスライスの章で扱います。
ノズルとプレート
ノズルは材料を溶かして押し出す、細い口です。プレートは形を積む土台の板で、1層目はここにくっつけて描きます。
1層目がしっかりくっつかないと、上の層も崩れます。うまくいかないときは1層目の直し方を見てください。
層の数と時間
層が薄いほど表面はなめらかになり、層の数が増えます。高さ20mmを0.2mmずつ積むと100層、0.1mmなら200層です。
層が増えると、そのぶん時間も長くかかります。小さな物でも、数十分から数時間かかることは珍しくありません。
完成したら、冷めてから外す
最後の層を描き終えても、すぐには触りません。ノズルやプレートは熱く、形もまだやわらかいことがあります。
冷めてからプレートを外し、軽く曲げると形がはがれやすくなります。外し方は機種の説明書に従ってください。