第1章 はじめに はじめて

3Dプリンターは、1層ずつ積んで形にする

ノズルが薄い層を描き、少し上がって次の層を重ねます。この動きを模型で確かめてから、ほかの章へ進みます。

模型で試す

どうやって形ができるの?

家庭用でいちばん多いのは、溶かした材料を細い線にして積む方式です。下のボタンで、1層ずつ積む様子を見てみましょう。

動かしてわかる1 / 5

ノズルが1層ずつ積む

体験用の模型です。実際のプリンターは動きません。

空のプレートと、温まるノズル。

積んだ層0層
いまの動きノズルを温める
準備する

空のプレートを用意し、ノズルとプレートを温めます。まだ何も積んでいません。

静止図でも流れを確認できます。

全手順と説明を読む
  1. 準備する

    空のプレートを用意し、ノズルとプレートを温めます。まだ何も積んでいません。

    • 積んだ層:0層
    • いまの動き:ノズルを温める
  2. 1層目を引く

    溶けた材料を細い線にして、プレートの上に1層目を描きます。ここが土台です。

    • 積んだ層:1層
    • いまの動き:左右に動いて線を引く
  3. 2層目を重ねる

    1層ぶん上がって、前の層の上に次の層を描きます。くっついて一つの形になります。

    • 積んだ層:2層
    • いまの動き:1層ぶん上がって重ねる
  4. くり返して高くする

    同じ動きを何度もくり返します。高さ20mmを0.2mmずつ積むと、100層になります。

    • 積んだ層:たくさんの層
    • いまの動き:上がる・描くをくり返す
  5. 完成して冷ます

    最後の層を描くと、ノズルが離れます。冷めて固まってから、プレートから外します。

    • 積んだ層:完成
    • いまの動き:離れて冷ます

描く、少し上がる、また描く。3Dプリンターの動きは、このくり返しです。

次は2つの方式の違いへ。どちらを使うかで、置き場所や片付けが変わります。

層・ノズル・プレートについて、もう少し読む

形のデータを、うすい層に分けてから動く

プリンターは立体の形をそのまま理解しているわけではありません。先にパソコンのソフトが、形をうすい層に切り分けます。

この切り分けを「スライス」と呼びます。くわしくはスライスの章で扱います。

ノズルとプレート

ノズルは材料を溶かして押し出す、細い口です。プレートは形を積む土台の板で、1層目はここにくっつけて描きます。

1層目がしっかりくっつかないと、上の層も崩れます。うまくいかないときは1層目の直し方を見てください。

層の数と時間

層が薄いほど表面はなめらかになり、層の数が増えます。高さ20mmを0.2mmずつ積むと100層、0.1mmなら200層です。

層が増えると、そのぶん時間も長くかかります。小さな物でも、数十分から数時間かかることは珍しくありません。

完成したら、冷めてから外す

最後の層を描き終えても、すぐには触りません。ノズルやプレートは熱く、形もまだやわらかいことがあります。

冷めてからプレートを外し、軽く曲げると形がはがれやすくなります。外し方は機種の説明書に従ってください。

公式資料と確認日

確認日:2026年11月4日。

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